MENU

【2025年版】GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説

GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説

Googleアナリティクス4(GA4)でアクセス解析を行っているとき、「自分のアクセスもカウントされてしまって正確なデータが取れない…」と困ったことはありませんか?

この記事では、GA4で自分のアクセスを除外するための基本的な設定手順を3ステップでご紹介します。また、除外設定を行ったのに反映されない場合によくある原因と、その対処法についても詳しく解説しています。

初めてGA4を触る方でもわかりやすいよう、たくさんの画像を使って丁寧に説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

GA4で自分のアクセスを除外する方法

ステップ1:自分のIPアドレスを調べる

自分のアクセスを除外するには、「今使っているインターネットのIPアドレス」を調べることが大切です。

PCからのアクセスを調べます

IPアドレスの確認には、簡単で無料の「ラッコツールズ」がおすすめ!

🐚 ラッコツールズ サクッと使えるWebツール 👉 https://rakko.tools/

STEP
「ラッコツールズ」>「IPアドレス確認」
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
STEP
「グローバルIPアドレス」をコピーする
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説

「グローバルIPアドレス」という項目をコピーしておきます。

または、このページを開いたままにしておきましょう

スマホのアクセスを除外するには注意が必要!

スマホでアクセスしているときの「Wi-Fi」と「モバイル回線(4G/5G)」の違いには注意が必要です。

どういうこと?

スマホをWi-Fiに接続しているときは、自宅やオフィスの「Wi-Fiルーター経由」でインターネットに接続しています。  → このときのIPアドレスは、家や職場のネット回線に割り当てられている固定のIPになることが多いです。

一方、Wi-Fiを切って4G/5G(モバイル回線)で接続しているときは、通信会社(ドコモ・auなど)のネットワークを通じてアクセスしています。  → このときのIPアドレスは頻繁に変わる(動的IP)ことが多く、アクセス除外の対象としては安定しません。

GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
接続方法Wi-Fi4G/5G(モバイル回線)
IP固定IPが多い動的IPが多い
アクセス除外

スマホでGA4のアクセス除外を設定したいときは、Wi-Fi(ルーターやポケットWi-Fiなど)に接続した状態でIPアドレスを調べるのがオススメ!

家や職場のWi-FiにいるときにIPアドレスを調べて、そのIPをGA4に登録すれば、スマホもパソコンもまとめて除外できる可能性が高くなります。

モバイル回線ではIPアドレスが毎回変わることが多いので、完全にはアクセスを除外できないこともある、と覚えておきましょう

ステップ2:GA4で内部トラフィックを定義する

自分のIPアドレスをコピーしたらGoogleアナリティクスにいきます。

💻 Googleアナリティクス 👉 https://analytics.google.com/analytics/web/

STEP
「設定」>「データストリーム」
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
STEP
アクセスを除外しようとしているドメインを選択
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
STEP
「Googleタグ」>「タグ設定を行う」
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
STEP
ページ下部の「もっと見る」をクリック
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
STEP
「内部トラフィックの定義」をクリック
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
STEP
「作成」をクリック
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
STEP
「マッチタイプ」=「IPアドレスが次と等しい」を選択
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説

「マッチタイプ」でいずれかを選択すると、右上の「作成」ボタンが押せるようになります。

STEP
「ルール名」を入力し、グローバルIPアドレスをペーストして「作成」
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説

「ルール名」にわかりやすい名前を入力します。
「値」には、さきほど調べたグローバルIPアドレスをコピー&ペーストしましょう。

ここまでで、フィルタの作成はいったん完了です

GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説

ステップ3:フィルタを「有効」に変更する

作成した除外フィルタは、デフォルトでは「テスト」になっており、「有効」に設定することで正しく動作するようになります。

これは間違った除外設定をしないためのものです。

正しく設定できているかを確認してから「有効」にしましょう。

間違った設定をしてしまったあとで正しい設定にし直しても、その間除外されてしまったデータを取り戻すことはできません

【有効化する前に】フィルタが正しく設定できているかを確認する手順

STEP
「管理」>「データフィルタ」
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
STEP
「現在の状態」が「テスト」になっていることを確認
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
STEP
「レポート」>「リアルタイムの概要」で「比較対象を追加」をクリック
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
STEP
右上の「新規作成」をクリック
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
STEP
各項目を設定し、「適用」
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説

「テストデータのフィルタ名」を選択
「次を含む」を選択
「Internal Traffic」入力(自分で入力する必要があります)

①はタブを選択するのですが、思ったよりだいぶ下のほうにありますので探してください(画像のシークバー参照)

GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
STEP
自分のアクセスがオレンジ色の部分に表示されていればOK
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説

左のカウントがいつくであっても、右に自分のアクセスがカウントされていればOKです。(現段階では左側に自分のアクセスもカウントされています)

すでに多くのアクセスを集めている場合でも、右側に自分のアクセス(ほとんどは1だと思われます)があればOK!

フィルタを有効化する手順

問題がないようなら、作成したフィルタを正式に稼働させましょう。

STEP
「管理」>「データフィルタ」
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説
STEP
GA4で自分のアクセスを除外するには?初心者向けに画像つきでわかりやすく解説

これで完了です!

自分のアクセスが除外できていない?よくある原因と対策

自分のアクセスが除外できていない場合は、以下のことを確認してみましょう

フィルタの設定が「テスト」のままになっている

GA4では内部トラフィック(=自分のアクセス)を除外するために、「フィルタ」を設定する必要があります。このとき、フィルタの状態が「テスト」になっていると、アクセスはまだ除外されず、通常どおり記録されてしまいます。

アクセスを本格的に除外したい場合は、フィルタの状態を「有効」に変更する必要があります。設定後は、GA4の管理画面「データ設定」→「データフィルタ」で確認できますので、念のためチェックしてみましょう。

IPアドレスが変わっている(固定IPでない)

GA4では「特定のIPアドレスからのアクセスを除外する」という方法を使いますが、IPアドレスには「固定IP」と「動的IP」があります。

  • 固定IP:常に同じIPアドレスが割り当てられる
  • 動的IP:接続のたびにIPアドレスが変わる

多くの家庭用インターネットやモバイル回線では、動的IPが使われているため、除外設定をしてもIPアドレスが変わると無効になってしまうことがあります。

特に、スマートフォンで4G/5G回線を使っている場合や、Wi-Fiルーターを再起動した後などにIPアドレスが変わることがあるので注意が必要です。

定期的にIPアドレスを確認し、必要があれば設定を見直しましょう。

プロバイダによっては、一般的な家庭用プランには動的IPを、法人や上級者向けプランには固定IPを、となっているそうです

タグが正しく設置されていない

自分のアクセスを除外するには、GA4の測定タグがWebサイトに正しく設置されていることが大前提です。タグの設置に不備があると、アクセス自体がGA4に正しく送られず、除外設定も意味を持たなくなってしまいます。

以下のような点をチェックしてみてください:

  • GA4の測定IDが正しいか(G-XXXXXXX の形式)
  • タグマネージャーを使っている場合は、公開済みのバージョンに反映されているか
  • サイトのすべてのページにタグが入っているか

Chromeの拡張機能「Tag Assistant」などを使うと、タグの動作状況を確認できます。

プライベートブラウズ(シークレットモード)を使っている

ChromeやSafariなどのブラウザには、「シークレットモード(プライベートブラウズ)」と呼ばれる機能があります。このモードではCookieが保存されず、通常のブラウジングとは違った動作をすることがあります。

GA4では、IPアドレスに加えてCookieなどの情報も使ってユーザーを識別するため、シークレットモードでは除外がうまく反映されないことがあります。

アクセスのテストや確認作業は、通常モードで行うことをおすすめします。

📝そのほかの注意点

  • 設定後すぐには反映されないことがある
     → GA4では、データの反映に数分〜数十分程度かかることがあります。少し時間をおいてから確認しましょう。
  • リアルタイムレポートでも「除外済み」は表示されない
     → 自分のアクセスが除外された場合、リアルタイムレポートには「表示されない」ので、「表示されていない=成功している」場合があります。

まとめ

GA4で正確なデータを取得するためには、自分自身のアクセスを除外する設定がとても重要です。

この記事で紹介した3つのステップを踏めば、基本的な除外設定は完了します。もしうまく反映されない場合でも、よくある原因と対策をチェックすることで、解決につながるはずです。

アクセス除外の仕組みを知っておくことで、今後の分析やサイト改善にも役立ちます。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば安心です。ぜひこの記事を参考に、正しい計測環境を整えてみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次