Amazonプライムで動画を見ようとしたら、突然広告が流れて驚きました。

Amazonプライム会員なのになぜ……?
今年の2月、広告についてのAmazonからのお知らせがあったのですが、すっかり忘れていました。
同じように、「今まで広告なしが当たり前だったのに…」「これってどうにかならないの?」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Amazonプライムで広告が表示されるようになった背景や理由、表示されるタイミングの仕組みを丁寧に解説します。さらに、広告を非表示にする方法や他の動画配信サービスとの違いも紹介し、あなたに合った視聴スタイルのヒントをお届けします。
Amazonプライムに広告が表示されるようになった理由とは?


2025年4月8日以降、Amazonプライムビデオに広告が表示されるようになり、多くのユーザーが驚きと戸惑いを感じているようです。
「なぜ広告が入るようになったの?」「今までと何が違うの?」という疑問に応えるため、開始時期・Amazonの狙い・背景の変化をわかりやすく解説します。
広告が表示されるようになったのはいつから?
Amazonは2024年初頭から段階的に広告導入を開始しました。
以下は導入時期のスケジュールの一例です。
地域 | 導入開始時期 |
---|---|
アメリカやイギリス、ドイツ、カナダなど | 2024年1月29日〜 |
日本 | 2025年4月8日~ |
その他の国々 | 以降順次拡大中 |
なぜ広告を入れるようになったのか?Amazonの狙い
Amazonが広告を導入した背景には、以下の3つの主な理由があります。
主な理由 | 詳細内容 |
---|---|
① 収益モデルの多様化 | プライム会員費だけでは高品質な作品制作のコストをまかないきれなくなった |
② オリジナル作品の強化 | 広告収入をもとに、NetflixやDisney+に対抗できる作品力を高めたい |
③ 広告マーケットへの本格参入 | Amazonは広告収益事業を拡大中。ビデオ広告も柱に育てる戦略 |
背景の変化:動画配信業界の潮流
広告導入の背景には、動画配信業界全体のトレンドの変化もあります。


NetflixやDisney+も近年「広告ありプラン」を導入し、視聴者が選べる形に移行しています。Amazonも同様の流れに乗った形です。
Amazonの公式声明にみる「広告導入」の意図
Amazonは公式声明の中で以下のように発表しています(一部意訳):
「広告は今後の映像制作やプラットフォームの持続的成長のために不可欠です。収益を強化し、より多くの魅力的なコンテンツ提供につなげていきます。」
つまり、「広告表示=視聴者負担」ではなく、より良いサービスを維持するための戦略的手段ともいえるのです。
どの場面で広告が表示される?仕組みと内容を詳しく解説
Amazonプライムビデオで広告が表示されるようになったことで、多くのユーザーが「いつ流れるの?」「スキップできるの?」と疑問を抱いています。
ここでは、広告の表示タイミングや内容、動画との関係について、わかりやすく解説します。
広告が表示されるタイミング


Amazonプライムで広告が表示されるのは、主に以下の場面です。
タイミング | 広告の有無 | 内容の特徴 |
---|---|---|
動画の再生前(プレロール) | ✅ あり | 15~30秒程度、スキップ不可 |
動画の途中(ミッドロール) | ✅ あり | 映画などに適用、スキップ不可 |
動画の終了後(ポストロール) | ❌ 基本なし? | ※今後の導入は不明 |
現状、ほとんどの作品では冒頭部分に広告が表示されることは間違いないようです。



何度もリピ視聴しているアニメ作品『ラーメン赤猫』(30分アニメ)を、Chromecast with Google TVで視聴してみました
最初から再生 | 1話の冒頭に広告表示、その後2話程度広告なしで視聴可能 |
---|---|
「続きから見る」で再生 | 続きから広告なしで再生、次の話の冒頭に広告表示 |



感覚的には、2話ごとに1広告(初回30秒、以降15秒)という感じでした(4月現在)
30分ほどのTVアニメの場合は、話の区切りの部分にTVよりも短い広告が流れるため、あってもそれほど嫌な感じはしません。
ただし映画の場合は途中で広告が流れることがあるらしいので、かなりのストレスでしょう。



まだ映画途中の広告に遭遇していませんが、全ての映画で30分おきなどに広告が流れるようになったら、乗り換えも視野に入るかも……
広告はスキップできる?
現状、Amazonプライムビデオの広告はスキップ不可のケースがほとんどです。
YouTubeのように「5秒後にスキップ」が出るわけではなく、強制的に最後まで視聴する形式が一般的です。
ただし、広告の本数や長さは比較的短めで、ユーザーのストレスを減らすよう配慮されているとのこと。



今のところ不快な内容のものを見かけないので、そういう意味でのストレスは間違いなく少ないと思います
どんな動画に広告が出るの?
広告が表示されるのは、Amazonオリジナル作品や一部の人気作品を含む、プライム対象の動画全般です。特定のジャンルだけで広告が表示されるわけではありません。
広告を非表示にする方法はある?有料オプションの仕組みと料金
Amazonプライムビデオの広告表示に不満を感じた方の中には、「広告を非表示にできないの?」と気になる人も多いはず。
結論から言うと、有料オプション(広告なしプラン)に加入することで広告を回避することが可能です。
ここでは、その仕組みや料金、注意点について詳しく解説します。



広告をカットできるアドオンがあるという情報も見ましたが……
広告を非表示にする方法:追加プランの利用
現在、Amazonプライム会員向けに広告なしの有料オプションが用意されています。
プラン名 | 内容 | 月額料金(税込) | 注意点 |
---|---|---|---|
広告なしプラン (広告フリー) | プライム会員+広告なしで視聴可能 | +月額390円 | プライム会員費用とは別で課金 |
通常の プライムプラン | 動画再生前に広告あり | 月額600円 or 年額5,900円 | ※スキップ不可広告あり |
たとえばAmazonプライム会員が広告なしプランを1年間使う場合、合計で年間10,580円の費用が掛かります。



1年間広告フリーを使いたいと思ったら、別途4,680円必要なのです
広告なしプランの設定方法:PC
手順はとてもシンプルで、PCからは以下の流れで設定できます。






広告なしプランの設定方法:Amazonプライムアプリ
Amazonプライムアプリからは、以下の画像を参考にしてください。赤く囲んだ部分をタップしていくと、「広告フリー」プランに登録できます。(クリックで画像を大きくできます)


広告なしプランの設定方法:テレビ
お使いの機器によると思いますが、リモコンでAmazonプライムを選択し、歯車マークや設定の画面に入ります。


すると上記のようなQRコードが表示されるので、それをスマホで読み込みます。(写真はChromecast with Google TVの画面です)


QRコードを読み込むと、上の画像のようなページ(拡大できます)に接続されるので、内容をよく確認して登録しましょう。
注意点と気をつけたいポイント



注意点もあるので、オプションを申し込む前に確認しましょう
注意点 | 内容 |
---|---|
広告なしになるのはプライム対象の映画やTV番組などの動画のみ | スポーツなどのライブイベントコンテンツには広告が表示される |
解約しない限り毎月自動更新される | 広告なしプランもサブスク形式で継続課金されます |
我慢して使う?解約する?他サービスとの比較もチェック
Amazonプライムビデオに広告が入るようになったことで、「もう使いづらい」「他に乗り換えようかな」と迷っている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、他の動画配信サービスとの違いや、自分に合ったサービスを選ぶポイントをわかりやすく解説します。
主要VODサービスの比較表
各サービスに「広告つき格安プラン」がある場合もありますが、ここではAmazonプライム各プランとの比較として、広告なしの利用料金を比較します。
サービス名 | 月額料金(税込) | 広告表示 | オリジナル作品の質 | その他の特徴 |
---|---|---|---|---|
Amazon プライム | 600円 | ✅ あり | ◯ (一部話題作あり) | 配送特典・音楽・書籍も使える (広告なし+390円) |
880円 | ❌ なし | 年払い5,900円で月額およそ492円+広告フリープラン390円 | ||
Netflix | 1,590円 | ❌ なし | ◎ (世界的に高評価) | オリジナル多数/UIが快適 |
Hulu | 1,026円 | ❌ なし | ◯ | 日テレ系作品が豊富 |
Disney+ | 990円 | ❌ なし | ◯ (MARVEL・ピクサー) | ファミリー向けに強い 入会方法が数種類ある |
U-NEXT | 2,189円 | ❌ なし | ◯ | 雑誌・漫画読み放題つき 作品数最多 |
- 「安さ・特典重視」ならAmazonプライム
- 「広告なし・高品質作品」重視ならNetflix
- 「家族向け」ならDisney+
- 「日本のドラマ」重視ならHulu



それぞれの強みがあるので、「優先したいことは何か?」をよく考えましょう
自分に合うサービスを見極める3つのポイント


- 料金と広告→「月額+広告の有無」でストレスが減るか?
- 観たいジャンル→好きな作品が多いか?海外ドラマ?邦画?
- 特典や使い道→動画以外にも使いたい機能があるか?
たとえば、Amazonプライムは動画視聴以外にも「お急ぎ便無料・音楽・Kindle読み放題」などがあり、複合的におトクさを感じる人には向いているサービスです。
迷っている人へ:我慢?解約?の判断基準
Amazonプライムには多くの会員特典が用意されています。
- Amazonプライムビデオで対象の映画・TV番組見放題
- Amazonミュージックプライムで1億曲が追加料金・広告なしで聞き放題
- Amazonプライムリーディングで対象の本・マンガ・雑誌が読み放題
- Amazonフォトで無制限のフォトストレージ
- 便利な配送オプションが無料で利用可能
- プライム会員限定先行セール開催
Amazonプライムビデオは当初”おまけ”の位置でしたが、長らく快適に視聴してきた分、広告にはストレスを感じてしまうのではないでしょうか。ただ、プライムの各サービス(特に無料配送や先行セール)もよく利用する方にとっては、広告が入るからと言って解約することもまた、難しい選択です。



どうしたらいい?と悩む場合は、判断基準を考えてみましょう
状況 | オススメの選択肢 |
---|---|
広告が我慢できない・映画重視 | → NetflixやU-NEXTへの乗り換えを検討 |
プライム配送や音楽など他の特典も使ってる | → 広告なしプラン(+390円)で継続もアリ |
コスパ重視・とりあえず継続したい | → 通常の広告ありプランで様子を見る |



私はしばらく様子見です!
まとめ
Amazonプライムでの広告表示は、収益モデルの変化によって導入された新しい仕組みです。
Amazonプライムに広告が追加されたとはいえ、料金の安さや総合的な特典内容は依然として魅力的です。ただし、視聴の快適さや作品の好みによっては、他サービスの方が合う人もいるでしょう。
視聴前の広告に戸惑う声も多いですが、「広告なしプラン」の選択や他社サービスとの比較を通じて、自分に合った視聴スタイルを探してみてください。



大切なのは、「どのサービスが一番いいか」ではなく、「自分のライフスタイルや好みに合ったサービスを見極めること」です
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